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*ニシアキさんのダラムサラ旅行記 (3)

 復路は寝台列車にしたので鉄道駅のあるパタンコットまで2時間強の山道ドライブです。
これがアトラクション並に過激なので、車酔いしなければある意味楽しいはず。
実際私はヤケ気味にはしゃいでいましたが・・・大変疲れます。
丁度外国人引揚日だった為2等寝台は満席で1等でしたが、私の列車は普通は付いているらしい食事がなしで希望者は有料で注文形式でした。

 乗り込んでみると4人用コンパートメントに他は3人のおじ様・・・優しくユーモアがあって別に女一人は良かったんですけど、寝るとなって悲劇に気づいたんですよね〜〜〜
もうすんげーすんげーいびきの大合唱で・・・あれじゃクマさんと一緒です(^_^;)
どういう人と一緒になるかは運ですし、これはインドに限らずどこでも誰かと一緒の寝台なら起こりえますけど(とはいえ何度も海外で寝台経験しましたが、ここまでのは初だった)私はこれもあってデリー・ダラムサラ間は夜行バスが実は1番いいのかも・・って気がしました。
安いうえバスだと姿勢的に熟睡までいかないのかいびきって気になるほどないものですし、
坂道を飛んだり跳ねたりで進むこともないですから。

 とにかく真下のインド人が獰猛な親クマで地響き状態だったのでねぇ〜〜〜
耳栓も意味がないくらいで睡眠は諦め、12時間の移動はひたすらMDを聴いて過ごしました。
くじけそうな時に必要かもと好きな曲を集めてわざわざ持参したのが私的には正解で、なかったらあの往復移動は初めての者には割と気味だったかもしれません。

 A/C付車両はかなりの冷房と聞いていましたが備え付け毛布で充分でしたし、高地のダラムサラは涼しめではありましたが道中一度も寒くて困るって感覚はなかったです。
よって持参毛布は列車でも不要で無用の長物と化し、デリーでリクシャおじさんとの交渉の1つの道具にして「〜ドルとこれとでどうだ!手触りだっていいんだぞ!」とあげて処分しました。
だって多少多めに考えていたはずの現金が見事に底をついちゃって・・
成田からの交通費を着いてから作るハメになったくらい、現地では魅力的なモノにたくさん会えちゃいましたから。