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*TSUDAさん、パリを眺める
            〜上陸!パリ歩き編〜

上海よりパリに到着。
時間は朝06:30。2月のパリはまだまだ真っ暗(&寒い)。

パリではタクシードライバーも口が達者。
「カワイイね〜」「プリンセスのようだね〜」(英語)。
次から次へと歯の浮くようなセリフで攻撃してくる。
取り敢えず笑顔で「メルシー」と受け流しながら早くホテルに着くのを願う。(褒められて悪い気はしないけど。むしろ嬉しい。危ないパリマジック。)

空が明るくなってから、市内散策へ。

にしても、なんて「恋人同士」が似合う街なんだろう。
キスするカップル、歩いて突然お姫様抱っこをしてじゃれあうカップル、会話するたびにイチイチ顔を近づけるカップル。などなど。
どれもこれも絵になる。様になっている。さすがパリ。これぞパリ。
見ているこっちが幸せな気分になれる。

エムトラのお客さんに教えてもらったノートルダム寺院近くのビストロでお腹を満たし(前菜のサラダや、付け合せのフレンチフライの量だけでも半端ない)、
ルーブル美術館のモナリザの絵は、思ったより小さいことを知り、
シャンゼリゼ通りをひたすら歩いて、じんわり汗をかき、
寒さに耐えて見たモンサンミシェルのライトアップに感動し、

その中でベストワンを選べと言われたら、モンマルトルの丘から眺めたパリの景色だろうか。
山が無い地形で、ずっと広がる街並みは、見ていて飽きが来なかった。

暖かいシーズンだったらまたベストワンは変わるかもしれない。
それを知りにまた違う季節にも訪れてみたいと思う。

そして人々も優しい。
一人旅をしていると、地元の方々の親切ほど嬉しいものはないが、今回のパリもそうであった。
載るべきバス停まで案内してくれたポリスマンの笑顔は忘れられない(本気で道がわからず、最大のピンチを迎えているタイミングだったというのも要因だろうが)。

また、このパリ旅行が心に大きく残った理由の一つに、滞在中に日本で祖父が他界したという事もあるだろう。
当然、葬儀には出られず、遠く離れたノートルダム寺院で一人冥福を祈ってきた。
帰国後、会いに行くのを楽しみにしていただけに、かなりへこんでしまったが、それを癒してくれたのはノートルダム寺院の空気、ステンドグラスの光だった。
その場にいるだけで落ち着きを戻していったことが今でも不思議。

ちょっとイレギュラーな出来事もあったが、他は何事もなく、上海乗り換えで帰国へ。
(上海空港で、日本の雪のせいで2時間以上機内で待たされたのは辛かったが。)

今回もいい旅ができたことに感謝。