このコーナーはエムトラをご利用のお客様や、エムトラスタッフ(や、そのペット)から寄せられた世界の話を皆様に紹介するコーナーです。
 貴重な体験をお持ちの方はどうぞエムトラへ。


*まさかの監獄泊!? 
     Mさんのヨーロッパ1か月

 バックパッカーに憧れを抱いており2年アルバイトして資金を貯め、「バックパッカーの聖地である東南アジアにいれるだけいよう!」とエムトラベルで話を聞きに来たところ、「東南アジアは近いしこれから先いつでも行ける。長い休みならヨーロッパがいいよ!」というスタッフさんのアドバイスで思い直し、1ヶ月ヨーロッパを巡る旅を計画しました。
 ヨーロッパなら鉄道の旅。ほとんどの鉄道がのり放題のユーレイルパスを買ったらいいよとスタッフさんが勧めてくださいましたが電車の乗り物酔いがひどい為、物価の高い北欧のスカンジナビアパス4日券のみ購入して旅立ちました。北欧以外の移動は格安航空券やユーロラインズバス、高速バスなどを活用しました。
 6月12日から1ヶ月ヨーロッパを10ヵ国行くことができました。ムーミンランド、レゴランド、ディック・ブルーナの博物館など行きたかった所に無事行けてとても楽しかったです。特にオランダのディック・ブルーナの博物館はちょうどミッフィー(うさぎのキャラクター)の誕生日のお祝いの日に行くことができ、子供に混ざって着ぐるみとしっかり握手することができました。
 この度では色々な安宿を体験することができました。とくにスウェーデンのストックホルムにある”ロングホルメン”(スタッフ注:公式サイト(スウェーデン語)で写真見れます!)という、むかし監獄だったユースホステルがとても印象に残っています。廊下にある囚人の人形や写真がとても不気味でしたが面白くもありました。牢屋で寝るなんて生まれて初めての体験で目がさえてしまい館内をウロウロしたのを覚えています。その他同じくスウェーデンのルンドという街の”ルンド”というユースホステルも面白かったです。むかし寝台列車として走っていたものをホステルとしているのです。寝台列車ということで1部屋かなり狭いです。一畳ほどのスペースに3段ベッドがあるといった形で荷物を置いたら身動きできないスペースです。でもそれがまた面白くもありました。それはそれとして、ベッドメイクをして横になった途端思いがけないものが目に飛び込んできました。上の段のベッドに相合傘の日本人の落書きがあったのです。楽しい気分が一気に覚めた瞬間でした。ボールペンで書かれており消えません。とても目立ち同じ日本人として恥ずかしく思いました。
 旅先では驚くほど日本人と会わなかったです。日本人はだんだん海外旅行に行かなくなっていると聞きますがとってももったいないです。宿で色んな国の人と話したり、なにげない挨拶一つにも一期一会を感じ日本に帰ってきて日が経った今思い返し胸が熱くなります。しかし実をいうと出発前は家族の反対や英語を話せないという不安、犯罪に巻き込まれる恐怖などでキャンセルしようと何度も考えました。しかし、エムトラベルに行くと皆さんまるで近所に行くような感覚でヨーロッパや海外のお話をされており拍子抜けしました。でもそれでかなり励まされました。旅はたのしいものです!必要以上に怖がっていては損。また、エムトラベルのスタッフさんはいつも丁寧に説明してくれ本当にわかりやすくて助かりました。次は東南アジアを目指します。その時はまたよろしくお願いします。