塗田さんの旅行日記 番外編part2 インド編【あなたの人生、変わるかも・・・!】
番外編ということで、今回は私の中でも、5本指に入る、おもしろかった旅の話です。
それは、「正木ちゃんと行くインドの旅12日間」でした。
ツアー前の説明会&顔合わせ。
まぁ、インドだし、「なぜ、人は生まれ、生きるのか?!」の哲学系か忍耐、苦労好きの修行僧系か・・まぁ、いずれにせよ、地味なツアーなんだろうなぁ~と思いきや、
「どーも!」と危険な香りも漂う兄貴肌系A男、登場!
「か、かっこえ~~」と目が踊る私。
さらに、 「こんちは~」とこれまた、好青年誠実系B男、登場。
どちらもかなりイケメン!
年の頃、30代前半。独身。 高橋克典&稲垣吾郎って感じ。
その他、女子大生卒業旅行組、ファミリー組、プラス、スタッフ2名の計15名。
皆、エムトラのリピーターなので、初めから和気あいあいとして、いい雰囲気!
こりゃ、おもしろくなりそーーー!
そして出発!ツアー開始。
いや~もう、一言で言えば、部活の合宿のノリ!ワイワイ、ギャーギャー、皆、自由な感じ。
夜は毎晩、正木さんの部屋で酒盛り宴会。
各人、「その日どこに行ったか、何したか」の報告会でした。
そんななかで、私たち女性陣のキョーミはやっぱり例のイケメン2人。
なんで、こんなイケメンで明るいキャラの男がインドに来たんだろう・・・?
そーいえば、2人ともたまに、ふっと思いつめた表情するし・・・。
気・に・な・る!!
さぐりをいれていくと、A男は30歳、都会で夢をあきらめ、仕事も辞め、故郷の金沢で新たな人生をさがしに充電中とのこと。
B男は31歳、家業を継ぐために、今の仕事を辞め、実家で修行中の身。
なんだか2人、似た境遇、同じ年代。
インドに行けば、ちょっとは人生観が変わると思ったんだろか。
そして2人とも、長い間付き合っている彼女がいて、結婚をせまられているそう。。。。
んーーーーつらい。
「女は時として重荷である」by正木晴正。
そーいえば、この2人、酒ばっか飲んでた。昼っ間から。
そんなこんなで私達一行はインドの大都会カルカッタにやってきました。
カルカッタは大都会。人、車、牛、プラス砂ぼこりで街全体が茶色って感じ。
「ひぇ~ボーっとしてらんないや」って感じ。
ネパールの田舎から来た私達はその違いとそのパワーにキンチョーしました。
スリ、ひったくりも多いし、物乞いも来るし、売りつけオバサンも寄って来るし。
そのインドパワーに負けじと一生懸命、歩いていると、
「さぁぁ、あっちに渡るぞーー」と正木さん。
「えっ??」 こんな次から次へと車、バイク、自転車がフツーに走っている道路を
どうやって渡れってゆーのぉぅー?!しかも幅、50メートルはあるぞー!
アジアを旅行した人なら想像できますよね?!
始めは冗談かと思ったけど、どうやら本気みたい・・・。
皆の顔もキンチョーでひきつり気味。
「インド人はみな、渡っとんやんかい、見てみぃ」と正木さん。
「あたしゃーインド人じゃぁないわい」と私。
遥かかなたに信号のある横断歩道らしきものが見えるには見えるけど・・・。
キーキーパーパーたじろぐ一行。
そこで正木さん、 「ここを無事渡れたら、人生変わるよ」とポツリ一言。
これが片町のスクランブル、いやいや東京の丸の内交差点で言われても、「ケッ」ってなもんですが・・・ハッと皆の顔を見ると、 あれれ、目が輝き出しているのです。
特に悩める30代イケメン2人。
でも、そう、これがインドなのです・・・。こわっ。
そして次々と渡り始めたのです。
「ゲッ、ボーとしてたら置いてかれるーー」とあせるトロい私。
この時ばかりはふだん何かと正木さんに反発していた私ですが、しっかりと正木さんのジャケットの裾を握り締め、渡りきったのでした。
油と冷や汗が混じった手あかのついた手形は、シミとなって今でも消えないそうです。
スミマセン・・・。
渡りきった皆の顔は自信に満ちていました(大袈裟?)
とくにイケメン2人の輝きはすごかった! ス・テ・キ!
そして人生は変わったか・・・?!
地元有力企業に就職する予定だった私だが・・・、
翌年春、「はい、エムトラベルの塗田でぇ~~す!」と言っていたのである。。。。
変わったんだろーなぁーー、大幅に・・・。
イケメン2人はどうしたかなぁ~~~。
(補足)横断歩道を渡りきれたけれど、何も変わらないあなた、
今度はインドの野良牛のおしりを思いきっリたたいてみましょう!
(注)インドでは牛は神様だよ!
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