*TSUDAさん、パリを眺める~その前に乗継!上海編~
「CAさんが客にペットボトルを投げてよこす」
「客が食べ残しを床に捨てる」
「このエアラインで長距離飛ぶなんて、チャレンジャーですね」
ここまで評判が悪いとは。中国東方航空、オソルベシ。
でも、実際どれくらいのモノなのかを目の当たりにできると思うと、むしろワクワクしてきた。
そんな‘期待’を胸に、小松から上海までの飛行機にいざ乗り込む。
で、結果は・・・
座席にパーソナルモニターが無い、古いタイプの機材ではあったが
CAさんは・・・ちゃんと手渡している。
床に落とす人は・・・見当たらない。
機内食も・・・至って普通。
「なんだ、別に悪くはないじゃん」と安心ともがっかりともつかない複雑な思いでいるうちに、上海到着。
乗り継ぎ時間(8時間)を利用し、市内へ出てみよう。
まずは、上海一押しのリニアモーターカーに乗車。
しばらくすると、車窓から高層ビルが立ち並ぶ、イメージ通りの上海の姿が見えてきた。
堂々として自信に満ちている。
しかし、ちょっと目線を変えると、そこにはどんな言葉を駆使してもきれいとは言い難い荒ら家の数々。
長いロープに干された、くたびれた洗濯物たち。
本当に人が生活しているのか、疑いたくなる。
ここまではっきりと‘二層’に分かれた光景を前にすると、言葉を失ってしまう。
荒ら家に住む人々は、どんな思いであの高層ビル群を眺めているのだろうか。
そんなことを考えていると、あっという間に市内に到着。さすがに早い。
地下鉄に乗り換え、目的の駅の出口を出ると。。。
「なんだ!このマンハッタン!」(行ったことないけど)
間近にそびえ立つ高層ビルに囲まれる経験が少ない金沢人はしばらくため息。東京なんて目じゃない。
中国人留学生に「金沢は超田舎」と言われたことにも納得しながら、外灘へ向かって歩く。
ヨーロッパのような街並みを抜けて、外灘を散策しただけで、
あまりの寒さに(注:2月)早々と空港へ戻ったが(帰りは地下鉄。座席が固いので長時間座るのには向いていない)、
次回の旅行は上海でもいいな・・・と思うには十分の刺激を受けてきた。ここは面白そうだ。
空港でマッサージを受けながらパリ行のフライトの出発を待つ。
「機内は乾燥するからフェイシャルパックもしていかないとね~」と店員の誘導作戦に負けてパックも受ける羽目に。
シャンプーだけしてもらうはずが、気づけば2時間、どっぷりリラクゼーション。
(それでも日本よりずっと安いから痛手はなかった。ちなみに会話は英語でOK。)
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